国産ドローンメーカー「マゼックス」が埼玉・川越のスマート農業展示会に出展 — 現場密着の機器と相談ブースに注目
執筆:アグニュー編集部
更新日:2025年11月5日(イベント当日)
国産スマート農機メーカーの株式会社マゼックスが、埼玉県川越市で開催される「スマート農業技術実演・展示会」に出展します。本展示会は埼玉県が推進する「埼玉県スマート農業普及推進プラットフォーム」の一環で、現場で導入可能な機器の実演と個別相談が行われます。営農法人や集落営農、現場の責任者にとって、実機に触れて運用面の課題を確認できる貴重な機会です。
開催概要(主催・日時・会場)
- イベント名:スマート農業技術実演・展示会
- 開催日時:令和7年11月5日(水)12:00〜16:00(2025年11月5日)
- 会場:埼玉県川越市 グリーンツーリズム拠点施設(埼玉県川越市伊佐沼887番地)
- 主催:埼玉県
マゼックスの出展内容 — 「飛助15」と現場向けソリューション
マゼックスは国産ドローンメーカーとして、農薬散布ドローン「飛助15」をはじめとしたスマート農機を出展します。当日はドローンの実機展示に加え、スマート草刈りロボットや自動操舵システムなど、現場での運用に直結する機器の相談ブースが設けられます。買って終わりではなく、導入から運用、保守までを視野に入れた相談ができる点が特徴です。
展示で確認しておきたい「現場目線」のポイント
機器のスペックだけでなく、実際の圃場で運用する際に重要になる点を事前に押さえておくと、展示会で有意義な時間を過ごせます。以下は営農現場の担当者が確認しておきたいポイントです。
- 運用ワークフロー:オペレーターの人数、前作業(薬液調整、充電、点検)〜後片付けまでの流れをイメージする
- 講習・資格と安全管理:操縦資格や法令上の要件、飛行・散布時の安全対策の支援体制
- 保守・サービス網:故障時の対応、消耗部品の調達、定期点検の提供体制
- データ連携と運用管理:飛行ログや散布履歴を圃場管理にどう組み込むか(既存の営農管理ソフトとの連携を含む)
- 現場対応力:傾斜地や狭い圃場、周辺環境(電線、樹木など)での適応性
- コストと効果:導入コスト、維持費、人件費削減や散布量の最適化による収益改善の見積もり
スマート草刈りロボット・自動操舵システムの実務的メリット
会場で合わせて展示される草刈りロボットや自動操舵システムは、人的負担軽減と作業精度向上に直結します。特に以下のような現場課題に有効です。
- 人手不足対策:定常的な草刈りや繰り返し作業を自動化し、熟練者の負担を減らす
- 作業時間の短縮:自動操舵によりトラクター作業の直線性を高め、時間効率を改善する
- 作業精度の均一化:GPSやセンサー連携で散布・耕うんのムラを減らす
- 安全性の向上:機械化によって危険作業への人の接触回数を減らす
導入を検討する際の実務チェックリスト(持参推奨)
展示会で効率よく情報を得るため、次の資料や情報を持参・準備して担当者に相談すると良いでしょう。
- 圃場MAPや区画図(面積、形状、傾斜の有無、周辺障害物の情報)
- 現在の作業スケジュールと従事者数、年間の主要作業負荷
- 導入予算感と投資回収に関する希望期間
- 既存の営農管理ソフトやデータの利用状況(連携要件がある場合)
注意点:法令・安全・周辺対策
ドローンや自動化機器は便利ですが、運用には法令遵守と周辺対策が必要です。特に農薬散布ドローンでは薬剤の取扱いや散布基準、飛行ルートの安全確保、第三者への配慮が求められます。展示会では運用面のリスク軽減策や講習体制についても確認してください。
まとめと参加のすすめ
埼玉県主催の実演・展示会は、現場で使える機器を実際に見て、運用面の相談ができる良い機会です。マゼックスの「飛助15」をはじめ、スマート草刈りロボットや自動操舵システムは、労働力不足や作業効率化を目指す営農現場にとって即戦力になり得ます。
参加される際は、自社の圃場情報や作業実態を持参して具体的な相談をされることをおすすめします。当日は機器の実機確認とともに、導入後の運用サポートや保守体制、費用対効果の見積もりについても詳しく聞いてみてください。
詳細や最新情報は、主催の埼玉県およびマゼックスの案内をご確認のうえ、ご参加ください。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
国産ドローンメーカー「株式会社マゼックス」、埼玉県川越市で開催の“スマート農業技術実演・展示会”に出展 – DRONE
https://drone.jp/news/20251031175515121419.html
