AI農業、今がラストチャンス — 「AIエージェント×AI/DXフォーラムSep~農業~」開催
企業データとAIの利活用を手掛けるAIデータ株式会社が、2025年9月25日に「AIエージェント×AI/DXフォーラムSep~農業~」を日経カンファレンスルーム(大手町)で開催します。日本の農業が直面する高齢化・人手不足、気候変動や国際情勢による不確実性の高まりに対し、AIとデータを活用して競争力と食料安全保障を取り戻すための「最後の一手」を議論する場です。
なぜ「今」なのか — 背景と緊急性
日本の農業は産出額が約9〜10兆円と国民生活の基盤を支える一方で、DX化の遅れが指摘されています。主な課題は以下の通りです。
- 深刻な人手不足・高齢化(平均年齢は67歳超)で栽培面積を拡大できない現場が多い。
- 気候変動による異常気象や害虫・病害の突発的発生に対し、経験則だけでは対応が難しくなっている。
- 食料自給率は約38%で、世界的な輸出規制や国際情勢に弱い輸入依存構造がある。
- 熟練農家の知見が失われつつあり、早急にデータ化・AI化して継承する必要がある。
こうした課題に対して、世界で拡大するAgriTech市場に追随できるかどうかは、日本の農業競争力と食料安全保障に直結します。本フォーラムは、実務に落とし込めるAI導入の「高速道路」モデルや現場で使えるソリューションを示すことを目指しています。
イベント概要(参加先チェック用)
日時:2025年9月25日(木)14:00~16:40(受付開始13:45)
会場:日経ホール&カンファレンスルーム(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル6F)※ハイブリッド開催
対象:経営者、農業界のDX・AI活用担当者、情報システム部、事業開発・経営企画担当など
会場参加特典:会場参加者向けの限定特典が用意されています(詳細は主催者ページをご確認ください)。
注目セッションと主な登壇者(アジェンダ抜粋)
フォーラムは、AI導入の戦略から現場適用、データ基盤、事例紹介まで幅広くカバーします。主なセッションは次の通りです。
- セッション1(14:05〜14:20):「世界のアグリテックに追随する一手、AIエージェント時代に日本の農業界が起死回生のAI高速道路に乗る唯一の方法は?」 — AOSグループ代表 佐々木隆仁氏。生成AIのハードルを下げ、現場導入を加速する「高速道路」モデルを提示します。
- セッション2(14:20〜14:40):「農業分野におけるデータ活用の促進に向けて(仮)」 — 農林水産省 技術政策室・光廣政男氏。政策的観点からデータ利活用の方向性を解説します。
- セッション3(14:40〜15:25):「AI AgriSense on IDX」 — AIデータ株式会社 取締役CTO 志田大輔氏。熟練者の知見をAIでナレッジ化し、新規就農者でも高収益経営を可能にするプラットフォームの詳細を紹介します。
- セッション4(15:40〜16:00):「農業データ連携基盤WAGRIの挑戦」 — 農研機構 鶴薫氏。国のデータ連携基盤WAGRIの役割と民間活用事例を紹介します。
- セッション5(16:00〜16:20):「分断されたデータを価値に変えるDX-BPOとAI AgriSense連携の処方箋」 — PLANT DATA 北川寛人氏。食品バリューチェーンの現状課題とDX連携の期待を語ります。
- セッション6(16:20〜16:40):「農業DXでサスティナブル&スマート水田」 — 笑農和 下村豪徳氏。ロボット・IoT・AIを活用した水田の最前線と増産・品質向上の両立事例を紹介します。
AIデータ社が提示する“武器” — AI孔明とAI AgriSense on IDX
AIデータ株式会社は、データインフラと知財インフラを統合するプラットフォームを掲げています。ポイントは次の通りです。
- AI孔明™:データと知財を横断的に扱うAI参謀として、企業の機密情報を保護しつつLLMを活用した業務効率化を図る設計になっています。
- AI AgriSense on IDX:生成AIの内製化を支える「AI孔明 on IDX」を核に、農業分野に最適化されたAIプラットフォームです。熟練者の知見をナレッジ化し、現場で使える形で提供することを目標としています。
- 実績と信頼:2015年設立、IDXのクラウドデータ管理、復旧サービス、フォレンジックや知財支援サービスなどで高い評価を受けており、9,000社超、90万人以上の顧客基盤を有します。
このフォーラムで得られること・参加のすすめ
本フォーラムは、単なる技術紹介に留まらず「現場に落とし込むための道筋」を示すことを目的としています。以下のような方にとくに有益です。
- 農業経営者:AI・データを投資対効果の高い形で現場に導入するヒントを得たい方。
- 営農支援・自治体・JA担当者:地域資産としてのデータ蓄積や次世代継承の方法を検討している方。
- 農機・資材メーカー、AgTechスタートアップ:他社ソリューションとの連携やプラットフォーム連携の方向性を探る方。
- 情報システム・DX担当者:現場のICTリテラシー差やデータサイロ化を解消する実務的アプローチを求める方。
来場者は、政策側(農林水産省)、研究機関(農研機構)、実装企業(AIデータ、PLANT DATA、笑農和)など多角的な視点を一度に得られるため、技術導入計画や地域戦略の検討に即役立つ情報を入手できます。
参加にあたってのチェックリスト(現場ですぐ使える準備)
- 現状の課題を整理(労働力、収量・品質の課題、データの蓄積状況など)。
- 既存システムやセンサー・機器の一覧を用意(連携可否の確認に役立ちます)。
- 短期・中長期の目標(収益改善、後継者育成、サステナビリティなど)を明確化。
- 導入検討の意思決定プロセスと関係者(現場担当、経営、IT)の担当者を明確にしておくと、議論がスムーズになります。
申し込み・問い合わせ
参加方法や詳細は主催のAIデータ株式会社の公式サイトでご確認ください:https://www.aidata.co.jp/
最後に — 「データは資産、AIは継承の手段」
日本農業の強みである細かな営農ノウハウは、熟練者の経験と勘に支えられてきました。しかし、それが失われてしまう前にデータ化してAIで再構築することは、単なる効率化ではなく「国の戦略インフラ」を守る行為でもあります。本フォーラムは、現場を知る皆様が即使える実践的な知見と具体的な導入モデルを得られる場です。農業現場の未来をつくるために、ぜひ参加をご検討ください。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
AI農業、今がラストチャンス 世界のAgriTech市場に追いつく最後の一手
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000550.000040956.html