スマート農業の“最先端技術”を体験—「農業WEEK」&「スマート農業 タッチ&トライ 2025」が幕張で開催
2025年10月1日(水)〜3日(金)、幕張メッセで開催される「農業WEEK」が15周年を迎えます。それを記念して、幕張メッセ近隣のイオンモール幕張新都心内・豊砂公園で初開催となる連携イベント「スマート農業 タッチ&トライ 2025」も同時開催されます。両会場では、農業用ロボット、ドローン、AI、IoTなどの最新のスマート農業技術を「見て・触って・動かして」体験できる機会が多数用意されています。
目次
イベントの特徴と狙い
- 展示会場(幕張メッセ):国内外の企業による最新機器・サービスの展示で、製品の仕様比較やビジネスモデルの把握に最適です。
- 体験会場(豊砂公園):実機の実演や操作体験が可能で、導入後の現場イメージを掴みやすい構成になっています。
- 主催/協力体制:スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)事務局の企画で、農研機構・農林水産省・PwCコンサルティングが連携。技術の社会実装を加速する場として位置づけられています。
- テーマ:人手不足や気候変動といった現場課題への“リアルな解決策”提示と、現場での受け入れやすさを重視した“体験型”の訴求です。
注目の出展・体験機材(主な例)
会場で実機やデモを見られる代表的な技術と、現場における実務的な示唆をわかりやすく整理します。
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ロボット田植機(井関農機株式会社)
無人での植付け実演が予定されています。定植の均一化や労力削減が期待できるため、労働力不足の圃場や大型化を進める営農法人に適しています。導入前には水路や畦の条件、整地状況の確認、メンテナンス体制を確認することをおすすめします。 -
農業用ドローン(株式会社スリー・エス)
高性能かつ国内生産をうたう機体の展示・デモがあります。圃場観測や薬剤散布の効率化、省力化に直結します。機体の積載量、飛行時間、スピアシング精度、法令対応・保守体制を必ず確認してください。 -
AI栽培支援(千葉市グリーン株式会社)
環境、気象、生育データをAIで解析して栽培管理を支援します。生育予測や病害発生リスクの早期検知に役立ちます。既存の圃場データや農業管理システムとの連携可否、解析結果の説明可視化(現場で使える形か)をチェックしてください。 -
スマート水管理(株式会社笑農和)
水位・水温を自動制御するシステムで、給水管理の省力化や水資源の最適化に有効です。導入では水利権や排水設備との整合性、故障時のフェイルセーフ設計を確認することが重要です。 -
遠隔草刈り機(株式会社ユニック)
傾斜地対応のリモート操作機で、危険な斜面作業の安全確保に寄与します。稼働効率、バッテリー持ち、斜面での安定性や安全機構を実際に体験して確かめると良いです。 -
協働運搬ロボット(株式会社Doog・スズキ株式会社)
悪路対応の電動モビリティで、圃場内物流の省人化に効果的です。荷重能力、航続距離、充電時間、耐候性、段差やぬかるみでの挙動をチェックしましょう。 -
スマートグラス(フィールドクロス株式会社)
遠隔営農支援のデモで、現場作業中に専門家の指示を受けられる利点があります。通信環境や現場での操作性、長時間装着時の扱いやすさを確認してください。 -
非破壊硝酸態窒素センサー(ハルカプラス株式会社)
葉を挟むだけで葉内の硝酸イオン濃度を表示するセンサーです。迅速な窒素管理に役立ち、土壌検査や葉サンプリングの頻度を減らすことが可能です。測定の精度、校正方法、データ出力形式を確認しましょう。
現場責任者が会場で確認すべきポイント(チェックリスト)
- 導入効果の実例(労働時間削減率、コスト削減、収量向上など)の提示があるか。
- 保守・修理体制と導入後のサポートネットワークの有無。
- 導入に必要なインフラ(通信、電源、整地など)と現場改修の目安。
- データ連携・標準フォーマット(APIやCSV連携など)による既存システムとの相互運用性。
- 安全対策(フェイルセーフ、緊急停止、遠隔監視)と法令遵守の確認。
- 初期費用、ランニングコスト、リースや補助金利用の可否(補助金がある場合は要詳細確認)。
- 実際に操作してみての使いやすさ、現場(作業服・長靴で)の利用感。
参加のメリット(営農法人・集落営農・個人農家向け)
- 複数メーカーの同一カテゴリ製品を一度に比較検討でき、導入判断が迅速になります。
- 実演・体験により現場での適用可否や運用イメージを具体化できます。
- 行政・研究機関と連携したプロジェクト情報が得られ、社会実装の動向を把握できます。
- メーカーとの個別相談で、現場条件に合わせたカスタマイズやトライアル導入の相談が可能です。
取材・来場について
取材希望の方は主催者の取材窓口を通じてお申し込みください。一般来場者も事前登録が必要ですので、公式案内ページで登録方法と最新の実演スケジュールをご確認ください。今回紹介した以外にも多数の出展やセミナーが予定されており、現場導入を検討する方にとって有益な情報収集の場となります。
最後に:現場導入への一歩
見て終わりではなく、「実際に動かして」「自分の圃場で運用できるか」を確かめることが重要です。本イベントは、技術のスペックだけでなく運用性やサポート体制を直接確認できる貴重な機会です。導入検討の現場責任者の方は、事前に自分の圃場の課題・目標と確認したい項目を整理して来場されることをおすすめします。
ぜひ現場の目線で最新技術を体験し、次の営農改革の一歩を掴んでください。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
スマート農業の “最先端技術” を体験できる!農業用ロボット・ドローンなどが幕張に集結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001802.000026157.html
