クボタの最新スマート農機「アグリロボ」実演会、宮城・加美で開催 — 自動運転アシスト搭載機を実地確認するチャンス
JAグループ宮城は10月22日、クボタアグリサービス仙台の協力を得て、クボタの最新スマート農業機械「アグリロボ」の実演会を宮城県加美郡加美町で開催します。現場での自動運転アシスト機能や自動操舵システムの動作を直接見て、導入に向けた具体的な疑問を技術者に相談できる貴重な機会です。
目次
実演の概要(ポイント)
- 日時:午後1時30分〜3時(10月22日)
- 会場:宮城県加美郡加美町小泉東のほ場
- 主催:JAグループ宮城(クボタアグリサービス仙台協力)
- 展示・実演機:トラクター「MR1000AH」(アグリロボ・自動運転アシスト機能搭載)、田植機「NW80SA」、およびトプコンの自動操舵システム・エントリーモデル「XC1 plus/XR-1-SET」を搭載した機械
- 雨天時:中止(開催の有無はJA全農みやぎのホームページとFacebookで告知)
注目機能と現場で確認したいポイント
今回の目玉は「自動運転アシスト機能」を備えたアグリロボ搭載機です。現場で確認しておきたいポイントは次のとおりです。
- 自動追従・操舵精度:直進性や頭出し・旋回時の追従性、実際の地形や圃場条件での精度を確認してください。ラインずれやオフセットの起きやすさは運用性に直結します。
- 作業効率と疲労軽減:自動化でどれだけオペレーターの負担が減るか、連続稼働での作業時間や休憩の取り方を観察してください。
- 田植え作業との整合性:田植機NW80SAでの苗扱い、植え付け精度、ぬかるみや畦際での挙動などを実務目線で確認することが重要です。
- 自動操舵システム(トプコンXC1 plus/XR-1-SET)の動作:エントリーモデルの性能と導入コスト、既存機械への搭載可否や操作性を評価してください。
- 導入後のサポート体制:故障時の対応、点検・校正の頻度、ソフトウェア更新やユーザートレーニングの有無を確認してください。
現場導入を検討している方への実務アドバイス
営農法人や集落営農、個人農家で導入を検討する場合、実演会で次の点を必ず確認し、帰ってからの検討材料にしてください。
- 自分たちの圃場サイズや区画形状での運用可否。細長い区画や狭い出入り口での取り回しも重要です。
- 高精度測位(GNSS/RTK等)との組み合わせが必要かどうか。精度要件によって追加機器や通信環境整備が必要になることがあります。
- 複数台運用や共同購入の場合のコスト配分、維持管理の分担方法。
- 実働での燃料消費や作業速度、年間の稼働日数から見た導入の回収期間(ROI)試算。
- メーカーと整備拠点(今回のような地域サービス店)との距離。導入後の迅速なサポートが受けられるか。
実演会で聞くべき具体的な質問例
- 自動運転アシストの作業モードとその制限(地形、傾斜、水田の状態など)
- 測位の仕様(GNSSの種類、RTK対応の有無、必要な基地局や通信)
- 導入にかかる初期費用とランニングコスト(保守契約の内容)
- 実働での精度事例(ヘクタールあたりの誤差や隣接作物との間隔)
- オペレーター教育・安全対策の具体的なプログラム
参加前の準備と当日の注意点
- 雨天中止になるため、開催可否を事前にJA全農みやぎのホームページとFacebookで確認してください。
- 現場は屋外のほ場です。長靴や防寒・防雨装備を用意してください。
- 現場担当者や整備スタッフに相談したい点を事前に整理しておくと、短時間で効率よく情報収集できます。
- 撮影や機器への接触に制限がある場合がありますので、現地の案内に従ってください。
導入検討を前に:次の一手
実演会は「動く実機」を確認できる絶好の機会です。見学後は現場で得たデータを元に、試験導入(リースや共同購入)、採用する配置計画、補助金の利用検討、メーカーと地域サービス店によるトレーニング計画の策定を進めることをおすすめします。特に営農法人や集落営農では、複数圃場での運用フローと整備体制を早めに詰めることが導入成功の鍵になります。
現場の実証を通じて、アグリロボをはじめとするスマート農業機械が貴社の省力化・精密化にどう寄与するかを見極めてください。参加希望や詳細問い合わせは、JAグループ宮城およびクボタアグリサービス仙台の案内を参照してください。開催の可否はJA全農みやぎの公式サイトとFacebookで随時告知されますので、来場前にご確認ください。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
最新のスマート農業機械「クボタ アグリロボ実演会」を開催 JAグループ宮城|JAcom 農業協同組合新聞
https://www.jacom.or.jp/noukyo/news/2025/09/250924-84659.php
