【初開催】宗谷スマート農業SUMMIT — 最先端の酪農を体験できる2日間
北海道宗谷総合振興局が主催する体験型イベント「宗谷スマート農業SUMMIT」が、2025年10月3日(金)・4日(土)に稚内市の北防波堤ドーム公園イベント広場・キタカラで初開催されます。スマート農業機器の展示・実演から講演、ドローン実演や擬似搾乳体験まで、現場の関係者が直接触れて学べる内容が満載のイベントです。営農法人や集落営農、個人経営の現場責任者、農機メーカーの技術担当者にとって、最新技術の導入判断につながる貴重な機会となります。
イベント概要(要点)
- 日時:2025年10月3日(金)〜10月4日(土) 10:00〜15:00
- 会場:稚内市 北防波堤ドーム公園イベント広場・キタカラ(稚内市開運1-2-3)
- 主催:宗谷地区農業協同組合長会、宗谷地区スマート農業推進協議会、宗谷地区スマート農業機械推進協議会
- 内容:農機・機器の展示・実演(デモ走行含む)、講演(10/3)、農業おしごと相談会、体験イベント(10/4)など
- 出展:農業機械メーカー19社による展示・実演を予定
- 問い合わせ:北海道宗谷総合振興局 産業振興部 農務課 TEL:0162-33-2950
- イベント詳細・公式HP:https://xs049801.xsrv.jp/souya_sac_summit/
注目の見どころ
- メーカー実演:19社による最先端農業機械の展示・デモ走行。無人トラクターやコンバイン、フィールドロボットの挙動を実地で確認できます。
- 講演&スペシャル対談(10/3):スマート農業に関する講演に加え、13:00からはホクレンアンバサダーでありTEAM NACSのリーダー森崎さんが司会を務めるスペシャル対談を実施します。
- ドローン実演(10/4):散布・空撮・生体モニタリングなど、酪農や畑作での利用シーンを想定した飛行デモを実施予定です。
- 体験コーナー(10/4):擬似搾乳体験や子牛へのミルクやり体験など、家族で楽しめるアクティビティを用意しています。
- 農業おしごと相談会:人手不足対策や働き方の相談、就農希望者向けの情報提供など、多面的な相談が可能です。
- フード&交流:キッチンカーが集合。現場担当者同士の情報交換やメーカーとの意見交換に適した場が提供されます。
現場担当者に向けた「見るべきポイント」と実践的チェックリスト
ただ展示を見るだけでなく、導入の意思決定に直結する実務的な視点で確認しておくと、投資の失敗を防げます。以下は現場で使えるチェックポイントです。
ドローン関連(散布・管理・観測)
- 搭載可能なペイロードと噴霧能力(散布量、パターン制御)が自分の圃場規模に合うか。
- GNSS/RTKの精度、ポジショニングの安定性(圃場端や風の強い地域での実力)。
- バッテリー持続時間と充電・交換の運用性。予備バッテリーや充電設備の要否。
- 自動航行・障害物回避機能、気象条件の影響耐性。
- データの取り扱い:撮影・計測データのダウンロード形式(CSV/GeoTIFF/JSON等)、クラウド連携、APIの有無。
- 整備・修理体制と、北海道(稚内)でのサポート体制。
搾乳・牛群管理・センサー系
- 擬似搾乳やデモ機で、洗浄性・故障率・日間処理頭数を確認すること。
- 発情・疾病検知アルゴリズムの精度(センサーの種類:加速度、体温、乳房センサー等)と誤検知率。
- 既存の牛群管理ソフトとの連携可否(データフォーマット、IDの同期)。
- 消耗品・メンテナンス頻度、サービス契約の範囲。
無人トラクター・自動運転機器
- GPS/RTKの補強手段やトラクターの再現精度(ライン追従・オフセット精度)。
- アタッチメントとの互換性・油圧出力・接続インターフェース。
- 遠隔監視・遠隔操作機能、安全停止の実装状況。
- 現場での導入事例(気象・地形・土壌条件が近い事例があるか)。
運用・費用・補助金の確認
- 初期導入費用だけでなく、保守・ソフト更新・クラウド利用料などを含めたTCO(総保有コスト)を確認してください。
- 地方公共団体や国の補助金・助成制度を活用すると導入負担を軽減できる可能性があります。導入時の補助条件や申請手続きについて、担当ブースで相談することをおすすめします。
当日の回り方(おすすめスケジュール)
両日とも屋外中心のイベントです。雨天でも実施予定ですが、服装は汚れやすい作業服や長靴、雨具を準備してください。
- 開場(10:00)直後に屋外デモの位置を確認。人気の機種は午前中に混み合う可能性があります。
- 10/3は講演スケジュールを確認して重要講演を確保。13:00のスペシャル対談は聴講推奨です。
- 昼はキッチンカーでリフレッシュしつつ、午後にメーカー担当と詳しい打ち合わせを行うと効率的です。
- 10/4は体験イベント(擬似搾乳・子牛ミルクやり)やドローン実演が中心。実機に触れて運用感を確認してください。
持ち物リスト(現場責任者向け)
- 名刺(メーカーや自治体担当者と名刺交換する機会が多いです)
- 筆記用具とメモ帳、もしくはタブレットやノートPC
- 屋外で歩き回れる靴(長靴)、汚れてもよい服装
- 防寒・雨具(10月の稚内は冷え込みやすく、風が強いことがあります)
- スマホの充電器、予備バッテリー
企業・自治体の技術担当者へ
メーカー技術者や自治体の技術担当者は、試験フィールドとしての稚内地域の特性(寒冷地対策、離島近接の物流問題、冬季運用)を念頭に置き、耐候性や遠隔サポートの実効性を重点的に確認してください。また、地域の営農法人と共同した実証プロジェクトの種まきの場としてもこのサミットは活用できます。
参加の呼びかけ
労力不足や人材確保、コスト削減、収益向上といった現場課題に対して、スマート農業は有力な解決手段を提供します。実機を見て、触れて、メーカー担当者と直接やり取りできるこの機会をぜひ活用してください。家族連れでも楽しめる体験が用意されていますので、現場担当者はもちろん、次世代の担い手と一緒に足を運んでいただければと思います。
詳細・最新情報は公式HPをご確認ください:https://xs049801.xsrv.jp/souya_sac_summit/
問い合わせ先:北海道宗谷総合振興局 産業振興部 農務課 TEL:0162-33-2950
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
【初開催】最先端の酪農を学べる体験型イベント「宗谷スマート農業SUMMIT」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000935.000088209.html
