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農業・畜産の最新技術が幕張に集結!国内最大級の総合展『農業WEEK』10月1日から開催 | AGRI JOURNAL

農業・畜産の最新技術が幕張に集結──「農業WEEK」10月1日から3日開催、1,000社のソリューションを一挙比較検討

2025年10月1日〜3日/幕張メッセ(10:00〜17:00)

アジア最大級の農業・畜産の総合展「第15回 農業WEEK(J-AGRI)」が、2025年10月1日から3日まで幕張メッセで開催されます。会場には世界18カ国から約1,000社が出展し、全国の農業関係者や農業法人、自治体、資材メーカー、アグリテック開発者、投資家ら約40,000名の来場が見込まれています。本記事では、注目ポイントと現場で役立つ視点を整理し、スマート農業や脱炭素の導入を検討する皆様に向けて来場の準備と活用法を解説します。

目次

展示構成と注目分野:5つの専門展で「現場導入」から「経営改革」まで

農業WEEKは以下の5つの展示会で構成されています。各展示会は導入フェーズや関心分野ごとに分かれており、短時間で効率よく情報収集できます。

  • 農業資材EXPO:ハウス資材・農機・肥料・鳥獣害対策など、現場で即使える資材がそろいます。
  • スマート農業EXPO:ドローン、ロボット、植物工場、IT/DX技術、現場負担軽減ツールが集結します。
  • 次世代 農業経営EXPO:販路開拓、経営管理システム、人材育成支援、6次産業化支援など経営視点のサービス中心です。
  • 畜産資材EXPO:飼料・給餌器・畜舎設備、畜産向けITソリューションが出展します。
  • 農業 脱炭素・SDGs EXPO:CO2削減、有機栽培、サステナビリティ支援サービスを集めた専門ゾーンです。

注目の出展・製品(ニュース紹介の抜粋)

展示会で紹介される実用性の高い製品の一例を取り上げます。現場導入を検討する際の参考情報としてご覧ください。

  • 防草シート(新江州株式会社):PPスパンボンド不織布で耐摩耗性・遮光性に優れ、独自の耐候剤で長期屋外使用にも耐える設計です。雑草対策のランニングコスト削減や省力化に直結します。
  • 多機能運搬ロボット(SunNav Technology Co.,Ltd.):搬送、薬剤散布、除草、施肥、収穫補助、環境・土壌モニタリングまで幅広く対応するロボットで、人的負担の大幅軽減を狙えます。既存作業フローとのインテグレーションが鍵です。
  • 均温・均湿冷蔵庫(フードテクノエンジニアリング株式会社):1℃・95%RHの環境再現による長期保管が可能。猛暑対策や出荷タイミングの柔軟化を図りたい経営体に有望です。
  • 鶏糞乾燥・肥料化装置(HENAN PALES FARMING MACHINERY CO., LTD.):鶏舎の熱風を利用して鶏糞を迅速乾燥し肥料化。窒素損失を抑え、環境負荷低減と資源循環を両立します。

セミナーとイベント:無料講演は事前申込必須

期間中は全18講演の無料セミナーが開催され、みどりの食料システム戦略、スマート農業の技術動向、サステナビリティ、施設園芸の参入戦略など幅広いトピックが取り上げられます。参加には事前申し込みが必要なため、公式プログラムを確認して早めに申し込むことをおすすめします。

15周年記念・体験イベント

  • FDDフォーラム2025(ファームデザイン&ディベロップメントフォーラム):先進的農業法人や自治体による実践的ビジネスモデルの共有。地域連携や事業化のヒントが得られます。
  • スマート農業 タッチ&トライ 2025(豊砂公園):実機の実演・操作体験が可能で、導入前の“触って確かめる”場として有益です。主催:スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)事務局。

同時開催イベントで視野を広げる

来場登録をすれば、ガーデン&アウトドアEXPOやツール ジャパンなど同時開催の展示会にも入場可能です。園芸資材や作業工具、作業服といった周辺分野のトレンドを同時にチェックできます。

現場と経営者が押さえておくべき“使える”見学ポイント

  1. 課題と目的を明確にする:労働力不足対策なのか、CO2削減やコスト削減なのか、優先課題を明確にしてブースを選びます。
  2. データの受け渡し・互換性を確認:IoT機器や管理システムはデータ仕様とAPI、データ所有権を必ず確認してください。既存基盤との連携可否が導入成否を左右します。
  3. ROI(投資回収)を試算する:導入コスト、ランニングコスト、保守、教育コストを含めた回収シミュレーションをベンダーと一緒に行うと実務的です。
  4. 実演・タッチ&トライで操作性を確認:特にロボットや運搬機器は実際に触れて運用イメージを確かめることが重要です。豊砂公園の実演は必見です。
  5. 現地での商談を活用する:各ブースには商談席が用意されています。サンプルや作付面積、現在の作業フローを示し、現場レベルの相談を持ちかけてください。

来場準備チェックリスト(実務向け)

  • 事前来場登録(無料)を完了すること。入場には登録が必須です。
  • 参加希望セミナーの事前申込をすること(定員があるため早めに)。
  • 対象ブースの出展リストを確認し、優先順位をつけてスケジュールを作ること。
  • 名刺、作付図、現場課題メモを持参し、商談で具体的な相談ができるようにすること。
  • 実演を見学する時間を確保するため、余裕をもった行程を組むこと。

自治体・投資家・事業化担当者への提言

自治体職員や投資家、事業化を担う担当者は、現場導入の“制度的支援”と“資金支援”の両面で具体的なスキームを描けるかが重要です。デモで確認した技術の適用可能範囲、補助金・助成制度との整合性、地域特性に合わせたビジネスモデルの検証を展示会で進めることをおすすめします。

最後に:情報収集は「比較」と「実証」をセットで

農業WEEKは、最新技術を一度に比較検討できる貴重な場です。展示で得た情報は、現場での小規模パイロットや他事業体との共同検証に結びつけることが重要です。特にスマート農業分野では、センサーやロボット、データ基盤の相互運用性と維持管理体制が導入後の成果を左右します。現場目線での具体的な質問を用意して、出展者との商談機会を最大限に活用してください。

会期は2025年10月1日(水)〜3日(金)、会場は幕張メッセです。来場登録やセミナーの事前申込は公式ウェブサイトで行ってください。現場の課題解決や新たな事業機会の発見につながる有意義な3日間になることを願っています。

(出典:AGRI JOURNALの報道をもとにアグニューで再構成)

詳しい記事の内容はこちらから(引用元)

農業・畜産の最新技術が幕張に集結!国内最大級の総合展『農業WEEK』10月1日から開催 | AGRI JOURNAL
https://agrijournal.jp/aj-market/85151/

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